コンパクト NCロールフィーダ : Jシリーズ

材料リリース機構に高速応答のエアダイヤフラムを搭載したモデルです。最大追従速度は300spm、材料厚さは最大2.3mmまで対応します。材料幅、材料厚に合わせて、3機種からお選びいただけます。

コントローラ 410Cでは、指定された送り長さとプレス回転数から加速度を自動調節します。送りモータの負荷を監視するレベルメータも標準搭載されました。また、前機種のRF-Aシリーズでオプション対応であった、送り長さ10倍仕様を標準装備とし、高加速仕様と同等の性能を装備しております。

機種名材料の限界最大プレス回転数
[spm]
最大幅
[mm]
最大厚さ
[mm]
J06701.2300
J151502.3250
J25250

設置には、プレス同期信号2個とエア配管が必要になります。

必要に応じてオプションをご用意しておりますのでご確認下さい。


他のシリーズとの比較は製品案内をご覧下さい。 より高速な用途にはHシリーズをお勧めします。Rシリーズは3.2mmまでの板厚を扱うことができます。また、短尺材を扱う場合にはTシリーズをご検討下さい。

J06

J06.jpg

弊社の送り装置の中で最も小型な機種です。材料最大幅70mm、最大厚さ1.2mmまで対応します。基本仕様は下表を参照ください。

J06
材料の限界最大幅70mm
最大厚さ1.2mm
最大プレス回転数300spm
材料搬送方式ローラ + サーボモータ
送り長さ最大9999.99mm
0.01mm単位設定
送り速度自動計算 *
材料加圧方式ばね
加圧能力最大784N
ねじによる調整
材料リリース方式エアダイヤフラムシリンダ
使用電源三相または単相 , 50/60Hz
製品重量13kg
* 設定されたプレス速度と送り角度により計算されます。

J06のプレス速度に対する送り性能は下表の通りです。
詳細は送り性能計算フォームにて確認できます。

プレス回転数
[spm]
最大送り長さ [mm]
送り角度
150°
送り角度
180°
送り角度
210°
300121927
260172638
220253956
180416287
14072108150

J15 / J25

J15.jpg
J25.jpg

最大材料厚さ2.3mmのモデルで、材料幅に合わせて2種類からお選び頂けます。最大追従速度は250spmです。

J15J25
材料の限界最大幅150mm250mm
最大厚さ2.3mm
最大プレス回転数250spm
材料搬送方式ローラ + サーボモータ
送り長さ最大9999.99mm
0.01mm単位設定
送り速度自動計算 *
負荷の目安
幅 / 厚さ
150/1.6mm
60/2.3mm
250/1.2mm
150/1.6mm
60/2.3mm
材料加圧方式ばね
加圧能力最大1470N
ねじによる調整
材料リリース方式エアダイヤフラムシリンダ
使用電源三相または単相 , 50/60Hz
製品重量25kg28kg
* 設定されたプレス速度と送り角度により計算されます。

J15およびJ25ののプレス速度に対する送り性能は下表の通りです。
詳細は送り性能計算フォームにて確認できます。

プレス回転数
[spm]
最大送り長さ [mm]
送り角度
150°
送り角度
180°
送り角度
210°
250182941
220253955
190365476
1605379111
13084125174

コントローラ 410C

パネルの表記は英字のみとなります。

410_CNT_desc2.jpg
  1. 送り長さ設定値表示
  2. 送り有効角度設定値表示(プレス連続運転時は、送り使用角度表示)
  3. 設定状態または運転状態の切替スイッチ
  4. フィード同期運転スイッチ
  5. リリース同期運転スイッチ
  6. spm設定値表示(プレス連続運転時は、実際のプレスspm表示)
  7. ← / → スイッチ
    • Run時:寸動送り
      • 1工程送りスイッチを押した状態で "→" を押すと1工程送り。
    • Set時:設定項目箇所への移動
  8. + / -スイッチ
    • Run時:1工程送りスイッチを押した状態で、1工程送りの速度変更。
    • Set時:設定項目の数値変更
  9. 1工程送りスイッチ
    • このスイッチ単独では操作出来ません。"→"スイッチと併用。
  10. ロール開閉スイッチ
  11. サーボモータ負荷モニター表示(特許出願済)

Jシリーズのコントローラーは外見は共通ですが、それぞれ設定が必要なため互換性はなく、共通使用はできません。また、他の製品との互換性もありません。

オプションの活用例(仮)

送り条件出力 "TC6"と組み合わせをする事によって、プレスを振り子運転で使用する場合に送りに必要な角度および一定速でないモーション時のプレス回転数の値を自動計算されるので入力が簡単です。


データバンク MP6のオプションを組み合わせることによって、送り長さ、送り角度、リリース条件の設定を99セット記憶させることが可能です。
幾つかの金型を載せ替える場合の設定が簡略化出来ます。ぜひ、ご検討願います。
→ 詳細はこちらのページへ

お知らせ

2018/10/01

Jシリーズ、Rシリーズおよび、Tシリーズのリリースモードの設定方法が変更となります。
詳細はこちら

2017/2/23

材料切れセンサ信号の単独出力モードを追加しました。内容は、こちらからご確認下さい。